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C大阪も4カ月ぶりのリーグ戦勝利! 永井「降格するチームじゃない」

[ 2014年9月13日 21:14 ]

J1第23節 C大阪2―0柏

(9月13日 ヤンマー)
 J2降格圏の16位に低迷し、10年ぶりとなるシーズン2回目の監督交代に踏み切ったC大阪がホームで柏を下し、5月3日の名古屋戦(豊田ス)以来4カ月、12試合ぶりとなる勝利を飾った。

 前半44分、ゴール前で右FKに合わせたFW杉本健勇(21)が相手DF陣3人の間を射抜くように頭で豪快に突き刺すと、後半18分にはFW永井龍(りょう=23)がDFを背負いながら体を素早く反転させて右足を一閃(せん)して公式戦2試合連続ゴール。

 9月8日にC大阪U―18監督から内部昇格し、今季3人目の指揮官となった大熊裕司監督(45)のリーグ戦初陣を、かつて指導を受けた下部組織出身の2人のゴールで飾った。

 12試合ぶりの勝利に大熊監督は「僕自身は初戦なので意識はなかったが、勝ち点が積み上げられてうれしいです」と冷静に振り返ったが、杉本は「すごくうれしいです。セットプレーはスカウティングでもミーティングでも話していたので狙い通りのゴール。でも、僕や龍(永井)が点を決めたけど、皆が走って、チームが一丸になった結果。チームメートに感謝しています」と胸を張り、リーグ戦初ゴールとなった永井は「この1点が遠かったので本当にうれしい。セレッソは降格するチームじゃない。この勝ち点3を毎試合取れるようにしたい」とキッパリ。

 開幕前に優勝を目標に掲げながら下位に沈むタレント軍団が、巻き返しに向け、大きな1歩を踏み出した。

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2014年9月13日のニュース