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18歳増矢 “澤魂”注入!2トップでなでしこデビューへ

[ 2014年9月13日 05:30 ]

13日のガーナ戦で先発が濃厚な増矢

親善試合 日本―ガーナ

(NDスタ)
 16日から2連覇の懸かるアジア大会を迎えるなでしこジャパンは13日、NDソフトスタジアム山形でガーナと親善試合を行う。既存戦力と若手の融合をテーマに掲げるなでしこジャパンは、初招集の18歳FW増矢理花(INAC神戸)が2トップの一角で先発に抜てきされる可能性が高い。クラブの先輩MF澤穂希(36)に助言を受けた新星は、女子15人目となる代表デビュー戦ゴールを目指す。

 “澤魂”を注入された増矢が、鮮烈デビューを狙う。試合前日の戦術練習で高瀬とともに先発組に入ったのは18歳のFW。佐々木監督も「初招集の選手がスタメンを張る可能性はある」と明言した。鋭いドリブルとパンチ力のあるシュートが武器の新戦力。大抜てきに増矢は「ゴールを意識したい。ターンから仕掛けてシュートを打つ」と、闘志を押し出した。

 代表合流前には、招集が見送られたなでしこの大黒柱・澤からアドバイスを受けた。「緊張しないでやりなさい。自信を持ってやりな!」。連覇を狙うアジア大会メンバー最年少だが、大先輩の言葉に奮い立った。デビュー戦でゴールを決めれば女子通算15人目だが、複数得点を決めたのは過去4人だけ。澤は15歳のデビュー戦で4得点をマークしており、18歳は「アピールできるように頑張りたい」と複数得点にも色気を見せた。

 ▽アジア大会男女サッカーの競技方式 男子は29カ国、女子は11カ国が参加し、男子は開幕前の14日、女子は16日から1次リーグが始まる。男子1次リーグは4カ国または3カ国の8組に分かれ、各組上位2チームの16カ国が決勝トーナメントに進出。4カ国と3カ国の3組に分かれる女子1次リーグは各組上位2チームと各組3位の成績上位2チームの8カ国が決勝トーナメントを戦う。男子は02年釜山大会より23歳以下にオーバーエージ3枠という五輪同様の制限が設けられた。女子に年齢制限はない。日本男子はU―21で臨んでいる。

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2014年9月13日のニュース