クリスタルパレス、開幕２日前にピューリス監督が電撃退任

プレミアリーグ開幕２日前に、クリスタルパレスを退任したピューリス監督（ＡＰ）

　イングランド・プレミアリーグ、クリスタルパレスのトニー・ピューリス監督（５６）が退任したと、１４日ＢＢＣ放送など英メディアが一斉に報じた。補強をめぐってクラブ首脳陣と衝突していたと見られる。クリスタルパレスは１６日、アーセナルとのリーグ開幕戦を控えている。

　ピューリス監督は昨年１１月最下位に低迷し、ホロウェー前監督を解任したチームに２年半の契約で就任。守備を改善して立て直すと、４月には５連勝を飾るなど、最終的に１１位まで順位を上げてチームを救った。

　ファンからは絶大な信頼を受けていたピューリス監督だったが、今夏イングランド代表ＤＦコーカーら希望した選手の獲得に失敗するクラブに失望していたもようで、補強を含めて自身の権限強化を首脳陣に求めていた。

　アーセナル戦ではアシスタントコーチのキース・ミレン氏が暫定的にチームを率いると見られている。