×

柿谷 初の先発フル出場も決定機逃し無得点 バーゼル今季初黒星

[ 2014年8月15日 04:53 ]

 スイス1部バーゼルの日本代表FW柿谷曜一朗(24)が14日(日本時間15日)、ホームで行われたザンクトガレン戦で移籍後初の先発フル出場を果たしたが、無得点に終わった。バーゼルは0―2で敗れ、今季リーグ戦5試合目で初黒星を喫した。

 前節のチューリヒ戦で移籍後初ゴール、初アシストで勝利に貢献した柿谷は、この日はスイス3試合目で初のスタメン出場。1トップの柿谷に序盤からボールが集まり、早くもチームメートの信頼を得たことをうかがわせた。

 前半9分にはエリア内へのスルーパスに抜け出したが、トラップミスしてシュートは打てず。同30分にもスルーパスに反応して裏へ抜け出したが、相手GKに先にキャッチされた。バーゼルはボールをキープしながらも相手の堅い守備を崩せぬまま時間が過ぎると、前半40分に先制点を献上。同42分にはMFディエの柔らかいスルーパスに反応した柿谷がバイシクルシュートを狙ったが、空振りに終わった。すると1分後、ディフェンスラインのパスミスからボールを奪われて2失点目。0―2と今季初めてリードを許して前半を終え、サポーターからはブーイングも起こった。

 後半開始からパウロ・ソウザ監督はディエに代えて、3試合連発中のFWガシを投入。18分までに交代カードを全て切って反撃を狙った。柿谷は同27分、右サイドからの横パスを受けると、ワントラップしてから反転して左足でシュートを放ったが、相手GKが左手一本で好セーブ。この試合一番の決定機を逃し、悔しそうな表情を見せた。柿谷はその後もGKと1対1の場面を迎えるもオフサイドと判定されるなど、不完全燃焼のまま、0―2で試合終了のホイッスルを聞いた。

続きを表示

2014年8月15日のニュース