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鳥栖「残り試合をより勝てるよう」尹晶煥監督の解任を発表

[ 2014年8月9日 05:30 ]

尹晶煥監督解任の経緯を説明する鳥栖・永井強化部長

 J1鳥栖は尹晶煥監督を7日付で解任したと発表した。今後は吉田恵コーチ(41)が監督に昇格して指揮を執る。

 2日の名古屋戦に1―0で勝利し首位に立った。だが、尹晶煥監督とフロントとの間には以前から指導方針について食い違いがあり、永井隆幸強化部長は「選手へのアプローチ、信頼関係、そういう部分」と説明。W杯期間中から10度以上も話し合った末に解任の結論を出した。

 クラブ初のタイトル獲得の期待が高まる中での異例の解任に、同部長は「尹監督の功績をリスペクトしている。残りの試合をより勝てるようにするための判断」とした。

 選手たちは冷静に受け止めていた。7日に竹原稔社長、永井部長から事情説明を受けており、この日は9日の広島戦に向けての調整を吉田新監督の下で行った。主将の藤田は「クラブが下した決断を尊重している。忠実に、前向きにやっていくだけ」と話した。

 ◆吉田 恵(よしだ・めぐむ)1973年4月13日、愛知県出身の41歳。中京大中京から同大を経て、96年にV川崎に入団、神戸、市原、広島、鳥栖でDFとして活躍した。J1リーグ通算124試合出場1得点。08年の広島ジュニアユースコーチから指導者の道を進み鳥栖では10年からコーチ。12年にS級ライセンスを取得した。

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2014年8月9日のニュース