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ミュラー、先制弾から爆発「こんな結果は予想していなかった」

[ 2014年7月9日 07:31 ]

<ブラジル・ドイツ>前半11分、先制ゴールを決めたミュラー(AP)
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W杯準決勝 ドイツ―ブラジル

(7月8日 ベロオリゾンテ)
 ドイツの自慢の“爆撃機”ミュラーが開催国ブラジルを撃沈した。前半11分、この試合チーム最初のコーナーキックだった。右サイドからのCKに対し、ファーサイドでフリーになっていたミュラーが右足でダイレクトボレー。ボールはゴール右に突き刺さった。

 さらに同23分にはクローズがW杯歴代最多となる通算16点目のゴールをアシスト。これで火がついた攻撃陣はクロースが24分、26分と立て続けに得点し、29分にはケディラもゴールを決めて前半だけで5得点。後半にはシュールレの2得点でブラジルを突き放した。

 7―1の歴史的大勝。W杯通算10点目、今大会5点目でハメス・ロドリゲス(コロンビア)に1点差に迫り、2大会連続の得点王も射程に入れたミュラーは「何と言えばいいか難しい。でも、こんな結果は予想していなかった。もし展開が違っていたら結果も違っていただろう。ブラジルに対し、我々は速いスピードで対抗できた。チーム一丸となってハードに仕事をして相手を圧倒できたことがこの結果につながった」と興奮気味にまくしたてた。

 W杯では過去唯一の対戦だった2002年日韓大会の決勝で敗れたブラジルに雪辱し、2大会連続で阻まれた準決勝の“壁”も突破。「次も絶対に勝ちたい。サッカーはその時々によって違うが、我々は我々のスピリットを貫き通すだけだ」。目指すは西ドイツとして出場した1990年以来、6大会24年ぶりの頂点だ。

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2014年7月9日のニュース