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J2愛媛と福岡に厳重注意 村井チェアマン「極めて遺憾な行為」

[ 2014年5月28日 16:36 ]

 Jリーグは28日、J2の愛媛と福岡に対し、厳重注意処分を科したと発表した。

 愛媛は5月18日に行われたJ2第14節・愛媛―讃岐戦(ニンスタ)において、一部の愛媛サポーターが讃岐選手の乗ったバスの通行を妨害したほか、讃岐を侮辱する内容のゲート型フラッグを掲出。

 福岡は5月24日に行われたJ2第15節・福岡―山形戦(レベスタ)において、福岡のFW城後寿(28)が前半41分にシュートを外した後に山形サポーターに対して挑発的行為を行った。

 Jリーグの村井満チェアマン(54)は「JリーグとJクラブは、4月22日に『3つのフェアプレー宣言』をし、選手にはピッチ上のフェアプレーを、またファン・サポーターの皆様には、『スタジアム内外での掲示物等のメッセージは、それに触れる方々が共感し、感動を共有できるものにしましょう』と呼びかけました」と前置きした上で、今回の2つの事案について言及。

 「今回の愛媛FCのサポーターの行為は、本試合を楽しみにスタジアムにご来場いただいた多くのファン・サポーターの皆様が不快に思う、先の3つのフェアプレー宣言および私がチェアマンメッセージに込めた思いに反する極めて遺憾な行為であったと思います。また、アビスパ福岡の選手による挑発行為については、子どもたちの見本となるべきプロサッカー選手が、相手チームに敬意を表するという、選手である前に一人の人間として当然の礼儀を欠いた非常に見苦しい行為です」と断罪し、「サッカースタジアムは感動を共有する大切な『劇場』です。その『劇場』においては、どのような行為でも許されるというものではありません」と強く批判した。

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2014年5月28日のニュース