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長友 4発完封に貢献!5戦ぶり白星でEL出場権獲得へ弾み

[ 2014年4月14日 05:30 ]

サンプドリアに快勝し、サポーターの声援に応えるインテル・ミラノの長友

 インテル・ミラノの日本代表DF長友佑都(27)は13日、アウェーのサンプドリア戦に左MFでフル出場した。得点にこそ絡まなかったが、無尽蔵のスタミナで最後までピッチを走り回り、チームもアルゼンチン人FWマウロ・イカルディ(21)の2得点などで4―0で大勝。5試合ぶりの白星を挙げ、来季の欧州リーグ出場権獲得へ弾みをつけた。

 長友がチームの大勝に貢献した。左MFで先発し、序盤からピッチを縦横無尽に走り回った。得点にこそ絡まなかったが、積極的なプレーでチームに久々の勝利を呼び込んだ。2―2で引き分けた前節5日のボローニャ戦後、「チャンスもつくっているし、悪いパフォーマンスじゃないと思う」と前向きに話していたとおり、サンプドリアを圧倒してみせた。会場は7日にACミランの本田が対ジェノア戦でセリエA初ゴールを決めたのと同じルイジ・フェラリス。カズもかつて94年のジェノア時代に日本人セリエA初得点を決めた舞台だ。前半20分に相手が早々に退場者を出し有利な展開となった。前半30分までに両チーム合わせて警告4枚が乱れ飛ぶ荒れた試合の中でも、日本人にとって“縁起の良い地”で長友は終始、冷静だった。 

 何より勝利が欲しかった。前節ボローニャ戦は今季4つ目となるアシストで先制点をお膳立て。一方で失点にも絡み、チームは4戦未勝利となった。来季の欧州リーグ出場権を得られる5位以内が危ぶまれる中、長友も「欧州リーグ(圏内)に入れるよう、勝ち点を稼ぐしかない」と危機感を抱いていた。守備では前半44分に味方のミスを素早い反応でカバー。ピンチの芽を摘んだ。攻撃でも序盤から高い位置を取り、積極的に絡んだ。負ければ状況が悪化する一戦で悪い流れを断ち切った。

 前節5位で並んでいたパルマが同時間帯の試合で引き分けたため単独5位に浮上。W杯に最高の状態で臨むためにも、来季インテルで欧州カップ戦に出場するためにも、ザックジャパン不動の左サイドバックは残り5試合に全力を注ぐ。

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