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リバプール マンC破り10連勝 Vへ主将「全て懸ける」

[ 2014年4月14日 11:46 ]

<リバプール3―2マンチェスターC>試合終了後、円陣を組んで勝利を喜んだリバプールの選手ら

プレミアリーグ第34節

(4月13日)
 イングランド・プレミアリーグ第34節の2試合が13日に行われ、首位リバプールはホームで3位マンチェスター・シティーを3―2で下し、リーグ戦10連勝を飾った。消化試合が2試合少ないマンチェスターCに勝ち点差7としたリバプールは、残り全試合に勝てば1990年以来24年ぶりの優勝ができる状況となった。

 優勝を占う大一番はホームのリバプールが序盤から圧倒すると、前半6分FWスアレスのスルーパスからFWスターリングが決めて先制。同26分左CKにDFシュクルテルが頭で合わせて、前半を2点リードで折り返す。しかし、後半に入るとMFミルナー投入の采配が的中したマンチェスターCにボールを支配される。

 同12分ミルナーに右サイドを崩されると、折り返しをMFシルバに決められて1点差。同18分には、左サイドからシルバのクロスがDFグレン・ジョンソンの足に当たり、そのままオウンゴールとなり、同点とされる。さらに、FWアグエロを投入してきたマンチェスターCの攻勢を受けるが、思わぬ形で勝ち越し点を奪うことになる。

 同33分ペナルティーエリア内で浮き球をクリアしようとしたDFコンパニーがキックミス。ゴール前でフリーのMFコウチーニョが反応すると、ダイレクトシュートをゴール右に叩き込んだ。リバプールは後半ロスタイムにMFヘンダーソンが危険なタックルで退場となるも、10人で守りきった。

 上位対決を制し自力での優勝が可能となったことで、試合終了の瞬間には主将ジェラードが涙を見せていた。悲願のリーグ優勝へ一歩前進した主将は「キャリアの中で重要な月になるだろう。自分の持っている全てを懸ける」とコメント。

 2位チェルシーはアウェーでスウォンジーを1―0で下した。前半16分に相手DFが2枚目の警告で退場となり、数的優位となったチェルシーだったが、引いて守るスウォンジーの守備を崩せずに苦戦。優勝争いのためには負けられないチェルシーを救ったのは、
8日の欧州チャンピオンズリーグ準々決勝パリSG戦で劇的な決勝点を決めたFWデンバ・バだった。

 後半23分MFマティッチのアシストから、デンバ・バの放ったグラウンダーのシュートが決まり均衡を破る。その後は追加点こそ奪えなかったが、危なげない試合運びで試合を終えた。首位リバプールと勝ち点差2のチェルシーは、27日にアウェーで直接対決を控えている。

 ▽プレミア優勝争いと欧州CL出場権争い ※カッコ内は勝ち点/試合数/得失点差
1位リバプール(77/34/+51)
2位チェルシー(75/34/+42)
3位マンチェスターC(70/32/+54)
4位エバートン(66/33/+22)
5位アーセナル(64/33/+16)
6位トットナム(60/34/0)
7位マンチェスターU(57/33/+18)

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