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サンパウロのW杯競技場で作業員転落死 死者は3人目に…

[ 2014年3月30日 09:21 ]

 6月12日に開幕するサッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会で開幕戦の舞台となるサンパウロのイタケロン競技場で29日、建設作業員の男性が約8メートルの高さから転落し、すぐに病院に運ばれたが、まもなく死亡した。建設会社などが発表した。

 開幕まで約2カ月半に迫る中、W杯の試合を行う12会場のうち5会場が依然未完成。中でもイタケロン競技場は特に工事の遅れが深刻で完工が危ぶまれており、この日の事故で開催準備がさらに遅れる可能性もありそうだ。

 転落した作業員は観客席の設置作業中に誤って転落した。イタケロン競技場では昨年11月に作業中のクレーンが倒れて作業員2人が死亡しており、同競技場での建設作業員の死者は3人目。(共同)

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2014年3月30日のニュース