イメージ一変　ペドロ、２発も謙虚「仲間が作ってくれた」

＜神戸・浦和＞前半、森脇（下）のタックルを華麗なステップでかわすペドロ・ジュニオール

Ｊ１第５節 神戸３―１浦和

（3月29日 ノエスタ）
　優等生助っ人が神戸を救った。１点を追う後半１５分に相手ＤＦからボールを奪ったペドロ・ジュニオールがドリブルで持ち込み同点弾を流し込むと、同３３分にはＤＦ２人の間を突破して勝ち越し弾。そして、４６分にはマルキーニョスのＪ１通算３位タイとなる１３７点目を演出するラストパスだ。「仲間が作ってくれた２点でした。アシストもマルキーニョスがいい動きをしてくれた」。謙虚に振り返った。

　Ｇ大阪所属時に西野監督（現名古屋監督）に罵声を浴びせて退団した事もあるが、４年の月日を経てやって来た神戸でイメージを一変させた。この日の２得点で証明したように１人で得点を奪える個人技を持ちながらチームメートを生かすプレーも忘れない。

　ペドロだけでなく、ＤＦ高橋やチョン・ウヨンら新戦力が期待に応えた新生ヴィッセル。連敗を回避し、初タイトルへ向け再出発だ。