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本田 地元紙酷評、ブーイングも…ザックJで輝き取り戻す!

[ 2014年3月4日 05:30 ]

ユベントス戦の後半、途中出場し攻め込むACミランの本田

セリエA ACミラン0―2ユベントス

(3月2日)
 ACミランの日本代表MF本田圭佑(27)は不完全燃焼のまま日本代表に合流する。2日のホームでのユベントス戦は、リーグ戦ではイタリアデビューとなった1月12日のサッスオーロ戦以来のベンチスタート(2月8日ナポリ戦は体調不良でベンチ外)。0―2の後半26分からモントリーボに代わって出場したが、攻撃的MFではなく守備的MFに入り、得点に絡むことはなかった。
【本田 日程と成績 セリエA動画】

 シードルフ監督は「本田を使って何かチャンスがつくれないかと思った。モントリーボは疲れていたので、攻撃でも迫力を出せる選手の投入を図った」と意図を説明した。出場から1分後、本田は速く正確なキックで左サイドに展開。試合終了間際にはサポナーラへのスルーパスからロビーニョのクロスバー直撃のシュートを演出するなど、長短織り交ぜたパスでリズムを変えようとした。だが、後半32分にアルゼンチン代表FWテベスにボールを奪われると大ブーイングが起きたように、劣勢のチームを激変させるには至らなかった。

 指揮官は「性急に彼を批判しないでほしい。イタリアサッカーは大変だということを、皆さんも理解しているでしょう。本田はこのような形で試合に入ることには慣れていない」と擁護したが、一夜明けた3日付地元紙はコリエレ・デロ・スポルトが「役に立たず使えない。試合に全く入っていけていなかった」とチーム最低の4・5点をつけて酷評。ガゼッタ・デロ・スポルトもチーム最低点に並ぶ5・5点で、「デビュー戦は大いに期待させてくれた。あの夜から影が薄くなってきている」と厳しかった。

 試合後、本田は何も話さず会場を後にした。4日にはニュージーランド戦のため帰国する。ミランでの苦境を一変させるためにも、ニュージーランド戦では自らの存在価値を証明するプレーを見せるしかない。

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2014年3月4日のニュース