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ユニホームまくり上げメッセージNG 国際サッカー評議会が決定

[ 2014年3月4日 17:18 ]

ユニホームをまくり上げて「ママ、誕生日おめでとう」のメッセージを示すバルセロナのメッシ

 サッカーの競技規則を定める国際サッカー評議会(IFAB)が、ユニホームをまくり上げてアンダーシャツに書かれたメッセージを示す行為を全面的に禁止する決定を、このほど開いた年次総会で下した。ワールドカップ(W杯)ブラジル大会が開幕する6月から適用する。時に話題を呼ぶゴール後のパフォーマンスが見られなくなりそうだ。

 これまでも政治的、宗教的な主張や宣伝、広告を示すことは禁じられたが、今回は感謝の気持ちや追悼の意を表すことも含めて、出場停止などの処分の対象となった。「ママ、誕生日おめでとう」といった私的なメッセージや写真、絵柄も一律に禁止となる。

 ユニホームのまくり上げではなかったが、ロンドン五輪の男子3位決定戦で日本との試合後に竹島(韓国名・独島)の領有を主張する紙を掲げた韓国選手が処分された。サッカー界では競技場で物議を醸すメッセージを示す選手への対策に頭を痛めており、今回の決定には線引きの難しいグレーゾーンを排除する狙いがある。

 ロイター通信によると、評議会委員を務めるウェールズ協会のフォード専務理事は「異なる国や文化において何が正しくて何が間違っているかを判断するのは難しい」と説明した。(共同)

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2014年3月4日のニュース