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W杯建設遅れ、別会場振り分け検討か さらに数十億円の資金不足も

[ 2014年2月14日 12:00 ]

建設の遅れから、他会場への振り分けの可能性も出てきたクリチバのアレーナ・ダ・バイシャーダ(13年12月撮影)

 W杯ブラジル大会で、建築工事が最も遅れているクリチバの競技場について、有力紙フォリャ・ジ・サンパウロ(電子版)は13日、国際サッカー連盟(FIFA)が同競技場で開催される試合を別会場に振り分ける案を検討していると報じた。

 同紙によると、チームの移動などを考慮してクリチバに近い南東部や南部のサンパウロ、ポルトアレグレなどが候補に挙がっている。同競技場ではB組オーストラリア対スペイン、H組アルジェリア対ロシアなど、グループリーグの4試合が行われる。

 同競技場の建設は資金調達の遅れで、工事が本格化したのが13年1月。同12月には建設担当者が「来年3月26日に出来上がる」との見通しを述べていた。しかし、一部報道では、完成までにさらに数十億円の資金が不足しているとされる。

 FIFAは先月21日、明確な工期のめどを2月18日までに示すよう求めていて、W杯会場から除外するかどうかを18日には決めるとしていた。

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2014年2月14日のニュース