柿谷　シーズン開幕へ弾みの“１号”今季初の対外試合で躍動

　沖縄キャンプ中のＣ大阪は１日、今季初となる対外試合を行い、沖縄県社会人混成チームに１１－０で快勝した。ＦＷ柿谷曜一朗（２４）は、主力組で臨んだ前半に２トップの一角として出場。１７分にＦＷ杉本の折り返しを冷静に流し込んで“今季初ゴール”を決めれば、３８分にはＧＫの弾いたボールを押し込み２得点目をマークした。

　「全然やし、まだまだ。９０分間をやってこそ試合をしたって言えるんで。まだまだ」。合宿が始まって４日目。当然ながら身体の状態は１００％とはいえず、本人の歯切れも悪い。ただ、新加入のＭＦ長谷川と狭いエリアでパスを出し合うなど、ゴール以外でも今後に向けた収穫はあった。シーズン開幕に向け、確かに弾みはついた。

　試合には２０００人を超える一般客が駆けつけ、臨時のかき氷店まで出現した。タレントがそろうＣ大阪の注目度は沖縄でも抜群で、エース柿谷はその中心にいる。今季最初の公式戦となるアジアチャンピオンズリーグ初戦の浦項戦（２月２５日）まで、あと約３週間。ザックジャパンの天才ＦＷが、南の島でさらに身体を追い込んでいく。