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バイエルン5冠締め!ラーム 初の世界一に「これ以上望めない」

[ 2013年12月23日 05:30 ]

クラブW杯で優勝し喜ぶバイエルンMイレブン

 クラブW杯は21日にモロッコのマラケシュで決勝が行われ、欧州王者のバイエルン・ミュンヘンが開催国代表のラジャ・カサブランカを2―0で下して初優勝した。13年で5つ目のタイトルを獲得。欧州勢の制覇は2大会ぶり6度目で、MVPにはフランス代表MFフランク・リベリ(30)が輝いた。3位決定戦はアトレチコ・ミネイロ(ブラジル)が広州恒大(中国)に3―2で逆転勝ち。大会は来年もモロッコで開催される。

【日程&結果】

 紙吹雪が舞う表彰台で、主将のDFラームがクラブ世界一のトロフィーを高々と掲げた。バイエルンMにとって昨季のブンデスリーガ、欧州CL、ドイツ杯、今季の欧州スーパー杯に続く13年5つ目のタイトル。ラームは「1年間で5タイトルなんて、これ以上は望めない」と喜びに浸った。

 準決勝のボール支配率72%に続き、決勝でも73%という数字が、圧倒的な力を物語っていた。前半7分に右CKからブラジル代表DFダンテが先制ゴール。同22分にスペイン代表MFティアゴがミドルシュートを右隅に決めて早々と勝負の行方を決定づけた。あとはボールを保持して逃げ切ったが、グアルディオラ監督は「最初の25分は良かったが、その後は相手へのプレスが減ってチャンスがつくれなかった」と内容にはダメ出しした。

 バルセロナで14冠を獲得した名将が厳しい言葉を口にしたのは、昨季ドイツ初の3冠を達成したチームのさらなる進化を目指しているから。クラブの今シーズンの目標は昨季を上回る5冠で、既に2冠を獲得。指揮官が「我々はすでに先を見ている」と言うように、来年は欧州CL連覇を含めた残り3冠を狙う。

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