×

内田「内容より勝ちたい」オランダ戦の汚名返上へアザール封じだ

[ 2013年11月19日 05:30 ]

長谷部(右)と軽快な動きを見せる内田

国際親善試合 日本―ベルギー

(11月19日 ブリュッセル)
 オランダ戦で失点に直結するミスを犯した日本代表DF内田にとっては名誉挽回の一戦となる。

 前半13分に最終ラインの裏に出たボールの処理を迷い、頭で中途半端なバックパス。ボールをファンデルファールトにさらわれてゴールを許した。「自分の中で一瞬、迷いがあった。最近、失点に絡んでいなかったので引きずったけど、どうにか取り戻そうという意識はあった」。後半15分に本田の同点弾の起点となって意地は見せたが、引き分けに終わった責任を感じ、モヤモヤした思いは消えていない。

 結果の重要性を説いてきただけに、やってはいけないミスだった。内田はザッケローニ監督や本田が内容重視の方針を打ち出す中、一貫して「内容よりも勝ちたい」と主張。所属するシャルケで主力であり続け、日本人の欧州CL出場数でトップに立つなど、誰よりも実績があるだけに説得力があったが、失点に直結するミスで発言力が低下しかねない。「オランダ戦では仲間に助けられた。ああいうミスで、強いチームに先制点を取られると厳しい。反省しないといけない…」。対峙(たいじ)する相手エースのアザールを封じることが、信頼回復につながる。

続きを表示

この記事のフォト

2013年11月19日のニュース