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岡ちゃんにタイから1億円オファー!W杯16強入り手腕を高評価

[ 2013年11月5日 06:00 ]

今季限りで中国リーグの杭州緑城を退団することが決定的となっている岡田武史監督

 タイリーグのムアントンが今季限りで中国リーグの杭州緑城を退団することが決定的となっている岡田武史監督(57)の招へいに動いていることが4日、分かった。関係者によれば、ムアントンは10年W杯南アフリカ大会で日本代表を16強に導くなど豊富な指導歴を持つ岡田氏を高く評価。約1億円の推定年俸でオファーを出しているという。

 ムアントンは1989年創設で本拠地はタイ中部のムアントンタニ。08年に1部に初昇格すると09年にいきなりリーグを初制覇した。さらに連覇を達成するなど勢いがあり、今季は1次リーグ敗退ながらACL出場。リーグ戦を2位で終えた。11年には元イングランド代表FWロビー・ファウラーを獲得して話題を呼び、日本人では仙台などで活躍したMF財前宣之氏が10年に所属。磐田と業務提携を結ぶなど日本とも縁が深く、今回はアジアでも知名度が高い岡田監督招へいに動いた。

 元日本代表指揮官は杭州緑城との契約を来年まで残すが、サッカー観の違いもあって既に今季限りでの退任は決定的。Jリーグ勢や中国も含めた国内外のクラブによる争奪戦から目が離せない。

 ▽タイのサッカー事情 1部のプレミアリーグは96年に発足し、現在チーム数は18。昨年Jリーグとパートナーシップ協定を締結した。今季は1チームが除外されたため17チームで争われ、ブリラムが優勝。ブリラムは今季ACLで仙台と同組だった1次リーグを突破し、8強に入った。元磐田のMF河村崇大ら日本人選手が多数プレーしており、前VVVフェンロのFWカレン・ロバートは9月にスパンブリー入りが決定。タイ代表はFIFAランク143位。14年W杯アジア予選は3次予選で敗退した。

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2013年11月5日のニュース