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22年W杯カタール大会 冬開催の結論を先送り

[ 2013年10月4日 22:24 ]

 国際サッカー連盟(FIFA)は4日、スイスのチューリヒで理事会を開き、夏の酷暑が懸念される2022年ワールドカップ(W杯)カタール大会の開催時期変更の決定を先送りし、この問題を検討するグループを設けることを決めた。開催国変更の可能性は否定した。

 検討グループはFIFAのほか、選手、医科学、放送、スポンサー関係者で構成し、来年のW杯ブラジル大会以降に報告をまとめる。冬への変更が有力視されるが、欧州主要リーグの日程や22年冬季五輪への影響が大きく、慎重な議論を求める声が出ている。

 カタールは最新の冷房技術で気温40度を超える夏でも競技場を適正な温度に保つ開催計画を示し、10年のFIFA理事会で招致に成功した。最近になって再び選手や観客の健康への影響を心配する声が広がり、FIFAのブラッター会長も開催時期変更に積極的な姿勢を見せていた。(共同)

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2013年10月4日のニュース