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柿谷 代表でのC大阪カルテット結成に夢ふくらむ!

[ 2013年10月4日 06:00 ]

C大阪の紅白戦で、巧みなドリブルでDFを翻ろうする柿谷(中央)

日本代表メンバー発表

 日本サッカー協会は3日、親善試合セルビア戦(11日)、同ベラルーシ戦(15日)を行う東欧遠征に向けた日本代表23選手を発表し、FW柿谷曜一朗(23=C大阪)が順当に選出された。今回はかつての同僚であるFW乾貴士(25)が6月のコンフェデ杯以来となる代表復帰。セレッソ育ちのアタッカー4人が初めて同時招集された。魅惑のカルテットを結成し、天才FWが代表戦4試合ぶりのゴールを狙う。

 9月のガーナ戦に続くザックジャパン入りにも、柿谷は淡々としたままだった。6日に控えるのは、C大阪として臨む大分戦。逆転優勝のためには絶対に落とせない一戦だけに、まずはそこに集中力を高めた。

 「(選出は)嬉しいけど、大分戦が終わってから代表に切り替えたい」 セルビア、ベラルーシと続く敵地での2連戦。意気込みを多く口にすることはなかったが、欧州遠征のテーマを問われると「2連勝っすね」と即答した。

 「遠いから移動は疲れると思うけど、やるからには全部勝ちたい。負けたくない気持ちは強い」

 かつての同僚の復帰もモチベーション。ドイツで戦う乾が6月のコンフェデ杯以来となる代表入り。香川、清武を含めて、C大阪育ちのアタッカー4人が初の同時選出となった。自分以外の3人が初めて同時出場した昨年10月のフランス戦を、柿谷はテレビ観戦。「僕も入ったら“セレッソすごいやん”ってなる」とカルテット結成へ思いをはせていた。

 ザックジャパンのトップ下には本田が君臨するだけに、4人が先発でそろう可能性は低い。だが、狭いスペースを共有でき、あうんの呼吸を奏でるカルテットは、攻撃の新たなオプションとして魅力たっぷりだ。実現すれば、その頂点に立つであろう1トップの柿谷。盟友たちの力を借りて、自身4試合ぶりとなる代表戦ゴールもどん欲に狙う。

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2013年10月4日のニュース