名古屋　ピクシー退任を発表…後任候補には西野朗氏

９月２１日のＦＣ東京戦で指揮を執るＪ１名古屋のストイコビッチ監督。今季限りでの退団が決まった

　名古屋は３日、契約満了のためドラガン・ストイコビッチ監督（４８）が今季限りで退任すると発表した。「最後までしっかり戦う。この国を、クラブを愛している。素晴らしい時を過ごさせてもらった」。カリスマ監督はクラブ方針を受け入れ、今季最後まで責任を全うすることを誓った。

　就任１年目の０８年にチームを３位に躍進させた指揮官は、１０年にはＤＦ闘莉王やＦＷケネディら充実した戦力で初優勝を達成した。１１年も最終節まで優勝を争って柏と勝ち点１差の２位で終えたが、今年は５月に５連敗するなど１３位に低迷。名古屋の福島副社長は「新陳代謝、刷新が必要と判断した」と説明した。

　後任の筆頭候補に挙がるのが前神戸監督の西野朗氏（５８）だ。若手育成にも定評がある。世代交代を図るには適任で、今後が注目される。