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川崎Fの“アンパンマン”小林が元気100倍弾!

[ 2013年7月18日 06:00 ]

<大宮―川崎F>前半、川崎F・小林(上)が先制ゴールを決める

J1第17節 川崎F3―2大宮

(7月17日 NACK)
 東アジア杯で川崎FのFW小林悠(25)を見たかった。大宮戦では前半8分に右サイドを駆け上がり、中村からのロングフィードを右胸トラップでコントロールし、角度のない位置から右足でゴールのニア上をぶち抜いた。「(中村)憲剛さんからいいボールが来た。うまく振り切れました」。今季公式戦7得点目となるスーパーゴール。3バックにした後半からは右ウイングバックに下がり、バランサーとして逆転勝利に貢献した。

 予備登録されていた東アジア杯のメンバーには選出されなかった。「自分より結果を出している選手が入っているので」と謙虚に話すが、DFライン裏への動き出し、空中戦の強さなどはJでも屈指の存在。昨季はベンチスタートが続いた時期に髪を切るなど、気持ちも強く表に出すタイプで今後も注目の25歳だ。

 応援歌はアンパンマンのテーマ曲。入団当初、先輩から顔が丸いからと付けられたあだ名に由来し、「子供たちも歌って応援してくれるからうれしい」と自身もお気に入り。昨年、管理栄養士の資格を持つ直子夫人(25)と結婚し、食生活も安定し「夏バテしなくなったんですよ」。これからは小林悠の季節。“アンパンチ”を量産してくれそうだ。

 ▽小林 悠(こばやし・ゆう)1987年(昭62)9月23日生まれ、東京都町田市出身の25歳。麻布大渕野辺から拓大に進み、3年時にJ2水戸の特別指定選手。卒業後の10年に川崎F入団。J通算78試合23得点。1メートル78、72キロ。

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2013年7月18日のニュース