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伊藤翔 成長実感弾!清水がアウェーで貴重な勝ち点1獲得

[ 2013年7月18日 06:00 ]

<柏・清水>後半11分、ゴールをきめ喜ぶ清水・伊藤(左)

J1第17節 清水2―2柏

(7月17日 柏)
 清水はアウェーで柏と2―2で引き分けた。シュート数は相手の22本に対し、わずか4本。試合終了間際に柏のMF工藤壮人(23)に同点ゴールを許したが、少ない得点機を確実にものにした。磐田はアウェーで鹿島と対戦し、1―1のドロー。後半33分にFW金園が同点弾を決め、貴重な勝ち点1を手にした。 

 少ないチャンスを確実にものにした。前半はシュート1本。先制点を許して折り返す苦しい展開だったが、後半開始直後に一瞬の隙を突いた。後半6分。MF河井陽介(23)が中盤でボールを奪ったMF村松からパスを受け、左サイドから中央へクロス。村松が体ごと飛び込み、太腿で同点ゴールを決めた。

 一度手にした主導権は譲らない。後半11分。河井が左サイドからクロス。中央でフリーのFW伊藤翔(24)が頭で合わせた。10日のアウェー鹿島戦に続く今季2点目。試合終了間際に同点とされたが、アウェーで勝ち点を奪う貴重な得点となった。

 10年から清水でプレーする伊藤は調子に波があり、過去3年で2得点に終わった。しかし、今季は5月からスタメンに定着。生活面の改善が高いパフォーマンスの維持につながっている。一人暮らしでありながら、夕食は栄養バランスを考えて寮で取る。ゆっくり風呂に入り、ストレッチも欠かさない。バラバラだった就寝時間も、今では午後11時には眠る。グラウンドを離れてもプロ意識を忘れない。アフシン・ゴトビ監督(49)からも「(伊藤)翔は今、キャリアで最高のものを出している。ゴールに向かう動きの質が高い」と信頼を得ている。

 指揮官が就任した11年から、4戦全敗だった柏から手にした勝ち点1。苦しい夏場にアウェーで意地を見せた。

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2013年7月18日のニュース