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J3に「東南アジア枠」導入へ!アジア戦略の一環

[ 2013年2月20日 06:00 ]

 Jリーグが、J2の下部リーグとして来年から創設するJ3で、新たな助っ人枠として「東南アジア枠」の導入を検討していることが19日、分かった。Jリーグが推し進めるアジア戦略の一環で、実現すれば現在はいないタイ、ミャンマー、ベトナムなど東南アジア諸国出身のJリーガーが誕生することになる。

 アジア戦略は昨年から本格化した。タイ、ベトナム、ミャンマーの各国リーグとパートナーシップ協定を締結。磐田、名古屋などがタイでキャンプを実施するなどその動きは目覚ましい。関係者は「東南アジアの選手が日本に来て成長し母国のリーグで活躍する。一つの夢がある」と語った。

 東南アジア枠は09年からJ1、J2で導入している「アジア枠」と同じコンセプト。通常の外国人枠とは別に保有できる助っ人枠で、試合レベルの向上や国際交流、事業的発展が目的。既に来季のJ3参入を目指すFC琉球(JFL)がマレーシア出身選手を獲得するなど先駆けた動きも見え始めている。

 昨年はタイ、インドネシア、ベトナム、マレーシアが地上波でJリーグの試合を中継。今後、母国の英雄がJ3でプレーするとなれば、注目度が高まるはず。放送権料など大きなビジネスに発展する可能性もある。J3の創設は26日のJリーグ理事会で決定し、9月には参入クラブも決まる予定。夢が膨らんでくる。

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2013年2月20日のニュース