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コリンチャンス ゲレーロ弾でクラブW杯決勝進出!

[ 2012年12月12日 21:36 ]

<アルアハリ―コリンチャンス>前半、コリンチャンス・ゲレーロ(右)が先制のヘディングシュートを決める

 サッカーのトヨタ・クラブワールドカップ(W杯)第3日は12日、愛知・豊田スタジアムで行われ、準決勝では南米代表のコリンチャンス(ブラジル)が、準々決勝で広島を下したアフリカ代表のアルアハリ(エジプト)と対戦。前半30分にFWゲレーロが挙げた1点を守りきったコリンチャンスが1―0で勝利し、決勝進出を決めた。16日の決勝では、北中米代表モンテレイ(メキシコ)と欧州代表チェルシー(イングランド)の勝者と対戦、2000年に行われた前身の世界クラブ選手権以来の優勝を狙う。

 南米代表のコリンチャンス(ブラジル)は元浦和のFWエメルソンと独1部バイエルン・ミュンヘンやハンブルガーSVなどで活躍したFWゲレーロがそろって先発起用。ブラジル代表のMFパウリーニョを含めベストベンバーで初戦に臨む。

 アフリカ代表のアルアハリ(エジプト)は、初戦の広島戦でもゴールを決めた注目の選手“エジプトのジダン”ことFWアブトレイカがベンチからのスタートとなった。

 試合は前半10分、コリンチャンスが相手ゴール付近からのスローインのこぼれ球をMFドグラスが拾って、この試合のオープニングシュートを放つもゴール左に外れゴールならず。

 同15分、コリンチャンスが再びロングスローからチャンスを作る。MFダニーロがゴール前に入ってきたボールを頭でそらし、FWゲレーロがシュートを打とうとするがミートせずにゴール左にそれる。

 同30分、コリンチャンスにCKのチャンス。MFドグラスが蹴ったボールはクリアされるが、セカンドボールが再びドグラスの元へ。ドグラスはそのままペナルティエリア外側の左サイドから左足のアウトサイドで鮮やかなセンタリング。エリア中央で待ち構えていたFWゲレーロがこのボールに下がりながらも頭で合わせ、ゴール左隅へ流し込みコリンチャンスに待望の先制点。

 先制を許したアルアハリは反撃を試みるが、コリンチャンス守備陣阻まれチャンスを作れず前半終了。アルアハリは前半枠内シュート0と攻撃陣が完全に沈黙した。

 後半に入り最初にチャンスをつかんだのもコリンチャンス。カウンターからエメルソンがハーフウェーラインでボールを受けるとドリブルで切り込み、エリア内に侵入し強引にシュート。しかし、ボールはゴール右へ外れる。

 1点を追うアルアハリは後半10分、サイドに代えてここで“切り札”アブトレイカを投入する。

 同20分、右足を痛めたアルアハリのGKエクラミがプレー続行出来ず。GKザキと途中交代に。

 同22分、アルアハリのアブトレイカがエリア中央でボールを受け、右サイドに浮き球でスルーパスを送ると、裏へ抜け出したファティがそのままシュートを放つ。だが、ボールはわずかにゴール右へ外れてしまう。

 同30分、徐々に押し込まれ始めたコンチャンスはエメルソンに代えロマリーニョを投入。流れを呼び戻そうとする。

 同38分、アルアハリのソリマンがペナルティエリア付近でボールを受けDFをかわし、左足でシュート。ボールはわずかにクロスバーを超えゴールならず。

 その後も攻勢に出たアルアハリは、チャンスを何度か作ったがゴールを奪えないまま試合終了。

 コリンチャンスはアブトレイカ投入後、劣勢に回ることが多かったが守備陣が奮起し、アルアハリ攻撃陣をシャットアウト。16日の決勝へ駒を進めた。

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