×

柳下監督スタンドで歓喜「監督がいないと、こんないいプレーするのか」

[ 2012年12月1日 18:05 ]

<新潟・札幌>J1残留を決め、サポーターの声援に応える本間(右端)ら新潟イレブン

J1最終節 新潟4-1札幌

(12月1日 東北電ス)
 “奇跡”のJ1残留を決めた新潟・柳下監督は、試合後のセレモニーで「来季もJ1でプレーできます」と声を張り上げた。チームの命運がかかった最終節。前節の仙台戦で退席処分となったため、ベンチで指揮を執ることはできず、スタンドで試合を見つめた。

 今季低迷の責任をとって退任した黒崎監督の後を受け、6月からチーム建て直しを任された。それでも8月に17位に転落すると、一度も降格圏から抜け出すことはできず、最後まで苦しい戦いだった。

 だが、あきらめない戦いが、最後の最後に実を結んだ。「監督がベンチにいないと、こんなにいいプレーするのかと。スタンドから安心して見ていました。もっともっと強くなって、サポーターにたくさん喜びを与えます。感動も与えます」。最大の危機を乗り越えた指揮官の視線は、早くも来季へと向いていた。

続きを表示

2012年12月1日のニュース