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ザックジャパン 欧州組12人で異例の練習試合を敢行

[ 2012年5月27日 06:00 ]

<日本代表練習>ミニゲームで競り合う(左から)長友、本田(背中)香川、内田

日本代表合宿2日目

(5月26日 埼玉県内)
 W杯アジア最終予選3試合を控える日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督(59)が、27日に欧州組のために練習試合を組んでいることが分かった。

 すでに埼玉県内で欧州組12人による合宿をスタートさせ、26日も非公開で約2時間フィジカルを中心としたメニューをこなしたが、3日目に異例とも言えるコンディションチェックのための試合を敢行することになった。

 欧州組を先に集めてスタートした日本代表合宿で、ザッケローニ監督が練習試合を組んでいることが判明した。関係者によると、合宿3日目となる27日に浦和ユースと試合を行うことになったという。

 当日はACL出場組を除く国内組10人が合流する予定だが、リーグ戦を終えたばかりで出場は難しいことから、欧州組のために異例の練習試合となることは明らかだ。

 W杯3次予選の最後2試合は、欧州組が精彩を欠いて連敗。指揮官は6月の最終予選3試合へ向け、リーグ戦のない欧州組のコンディションを気にかけ、23日には急きょアゼルバイジャン戦を組んだほど。25日の合宿初日からはオランダのプレーオフ出場のためアゼルバイジャン戦に出場していなかったDF吉田やFWハーフナー・マイクも合流。26日も約2時間、ボールを使ったアジリティーのメニューをこなした。アゼルバイジャン戦で腰を痛めて別メニューだったFW森本も「やれる範囲。大丈夫」と合流できるほどに回復していることから、まずは欧州組の状態をチェックすることになる。

 6月3日のオマーン戦を皮切りに始まるW杯最終予選3試合。欧州組がチームの鍵を握っているだけに、指揮官の懸命なチームづくりが続く。

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