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新潟 後任監督は1人に絞り交渉中「感触は悪くない」

[ 2012年5月22日 12:48 ]

J2富山との練習試合を見つめる上野ユース監督

 アルビレックス新潟は21日、前日20日に解任を通告した黒崎久志監督(44)と西ケ谷隆之ヘッドコーチ(39)の辞任を発表した。後任についてクラブ側は交渉中としているが、監督代行にはユース監督の上野展裕氏(46)を決定。22日の練習から合流し、ヘッドコーチとして26日のアウェー柏戦で指揮を執る。

 クラブ史上初となるシーズン途中の監督交代。黒崎監督らに解任を通告したフロントは、次期監督をほぼ1人に絞って交渉中であることを強調した。

 26日のアウェー柏戦には間に合わないものの、田村貢社長は「きのう(20日)候補の方に打診した。きのうのきょうなのでどうなるかは分からないが、感触は悪くない」と語った。

 練習再開となったこの日は栗原克志コーチ(34)が指揮を執ったが、柏戦はユースチームの上野監督がヘッドコーチとしてチームを率いることが決まった。今季ユースの監督に就任した上野氏は広島と京都でコーチ経験があり、昨年まではJFLツエーゲン金沢の監督を務めていた。監督代行の役割を担う上野氏は「一日一日しっかり練習に取り組んで、現状を打破したい」と抱負を語った。

 上野氏は体が空いている時にトップチームの練習を見続けており、この日もJ2富山との練習試合を視察。1―2で敗れた内容に「気持ちの面で押し込まれていたところもあったが、積極的にやっていければ」と感想を述べ、「いい練習をやっていると思うので、これからシュートの本数や決定機が増えるような練習をしていきたい」と攻撃面で積極性を引き出す方針を口にした。神田勝夫強化部長は「時間がない状態で、すぐにやれる人は内部でいるかというところで白羽の矢を立てた」と説明。「チームの課題と思われる攻撃力を改善してほしい」と期待を込めた。

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2012年5月22日のニュース