本田　背番号４に変更　譲った栗原「本田“さん”に言われたら仕方ない」

＜日本代表練習＞精力的な動きを見せる本田

日本代表合宿初日

（5月21日 静岡県内）
　右膝半月板手術を乗り越えて約９カ月ぶりの復帰となったＭＦ本田圭佑（２５＝ＣＳＫＡモスクワ）が、背番号を１０年Ｗ杯南アフリカ大会以降定着していた１８から４に変更した。

　本田の背番号に対するこだわりは強い。将来の目標はレアル・マドリードで１０番を背負うこと。日本代表でも１０番を熱望してきたが、現在エースナンバーは香川に固定されている。

　本田が自ら選んだ４番は、スペイン代表の１０番セスク・ファブレガスが、所属するバルセロナでつけている番号。日本代表でも井原、闘莉王ら個性の強い選手が背負ってきた。ザックジャパンで４番をつけてきた栗原は「本田さんに言われたら仕方ないでしょう」と３歳年下の本田に敬称をつけ、快く番号を譲った。

　▽セスク・ファブレガス　アーセナル時代の０９～１０年シーズンに１５得点１５アシストをマークしたように、自らゴールを奪うストライカーの決定力と非凡なパスセンスで決定機を演出する司令塔の能力を合わせ持つ万能型ＭＦ。主なポジションはトップ下だが、バルセロナに加入した今季はセンターＦＷでもプレー。アーセナル、バルセロナではレギュラーとして活躍しているが、スペイン代表では主にスーパーサブ。クラブでの背番号４は、元バルセロナＭＦグアルディオラ（前バルセロナ監督）に憧れてつけた。