今度こそデビューだ！宮市　カズ継承の背番「１１」に気合

＜日本代表練習＞パス交換で連携を確かめる宮市

日本代表合宿初日

（5月21日 静岡県内）
　初招集された２月のＷ杯アジア３次予選ウズベキスタン戦では出場機会が巡ってこなかった宮市亮が“２度目の正直”を誓った。

　代表復帰した本田との対面では「オーラがある方。多少コミュニケーションは取れましたが…」と苦笑したが、試合出場の話に及ぶと表情が変わった。

　今回もかつてカズがつけていた背番号１１を託されたスピードスターは「良い番号だけど背番号で勝負するわけではない。この前とは違う。試合に向けていい準備をしたい」とキッパリ。代表デビュー即定着に向け、気合十分だった。

　１５日の帰国後は中京大中京高時代から通う鳥取のトレーニングジムで痛めていた右肩の入念な治療を行った。この日は「大丈夫です」と万全な状態に戻っていることを強調した。

　アーセナルから期限付き移籍したボルトンは２部降格となったが、宮市は持ち味の突破力を存分に発揮した。経験も自信も初招集だった３カ月前とは違う。あとはザッケローニ監督から声が掛かるのを待つだけだ。