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DFを大量10人招集 ザック監督 長期的な視野で守備強化

[ 2012年4月22日 16:50 ]

 日本サッカー協会は22日、千葉県内で23日から25日までトレーニングキャンプを行う日本代表候補メンバー23人を発表。DF橋本和(柏)、MF高橋秀人(FC東京)、FW山田大記(磐田)の3人を初招集した。

 フィールドプレーヤーの半分、10人をDFが占めた。ザッケローニ監督が、長期的な視野でチーム力の底上げを考えている表れだろう。

 W杯3次予選は終盤2試合で北朝鮮とウズベキスタンから得点が奪えず、2連敗。最終予選直前まで国内組が集まれるのは今回が最後で、応急処置として攻撃の選手を多く呼ぶとみられていた。

 一般に、攻撃より守備の方が戦術理解に時間を要する。この機会により多くのDFに戦術を浸透させるのは、最終予選だけでなく、その先を見据えているからだ。「アジアを超えて世界の強豪と互角に戦えるチームを目指す」と宣言するザッケローニ監督の狙いは一貫している。

 同監督の下ではこれまでサイドバックの控えは守備の万能型選手が多かったが、徳永と橋本のスペシャリスト2人が新たに試される。同監督は3次予選後に「現状で層が薄いのはセンターバックと守備的MF、センターフォワード」と話したが、長友や内田、駒野の代役を安心して任せられる選手の必要性も強く感じていそうだ。

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2012年4月22日のニュース