神戸　指揮官の理想に近づく　伊野波獲得でチーム力アップ間違いなし

神戸への移籍が決定的となった伊野波

　神戸が今季の新戦力として、クロアチア１部のハイデュク・スプリトに所属していた日本代表ＤＦ伊野波雅彦（２６）を獲得することが１日、決定的になった。

　高いレベルでセンターバックにボランチ、サイドバックもこなす伊野波がチーム力を上げることは間違いない。

　アジア・チャンピオンズリーグ出場圏内を目標に、和田監督は「もっと質の高いサッカーをしたい」と口にしてきた。今季に懸ける本気度を示した港町のクラブが、１２年のＪリーグに旋風を巻き起こす。

　◆伊野波雅彦（いのは・まさひこ）　１９８５年８月２８日生まれ、宮崎県出身の２６歳。鹿児島実から阪南大に進み、同大を休学してＦＣ東京入り。鹿島を経て昨年７月にハイデュク・スプリトに移籍。昨年のアジア杯で日本代表デビューし、準々決勝のカタール戦では決勝ゴール。国際Ａマッチ９試合出場。１メートル７９、７３キロ。右利き。