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協会とクラブの“綱引き” 大津、指宿に打診も調整難航

[ 2012年1月24日 08:11 ]

2月5日のシリア戦のメンバー発表会見をする関塚監督

 ロンドン五輪アジア最終予選シリア戦(2月5日、ヨルダン・アンマン)に臨むU―23日本代表21人が23日、発表された。

 発表されたメンバーは国内組のみ。追加招集を目指して所属クラブとの調整を続けているものの、最悪の場合は欧州組抜きでの戦いを余儀なくされる可能性も出てきた。

 関係者によると、今回は大津、指宿に招集を打診しているが、ボルシアMGは2月4日にボルフスブルク戦、セビリアは同5日にビジャレアル戦を控えるため、所属クラブとの調整は難航。欧州滞在中の原技術委員長が交渉を続けているが、最悪の場合は欧州組抜きでシリア戦に臨まなければならない可能性もある。

 関塚監督は「この時期までに来られるなら来てもらいたい、という感じでやっている」とシリア戦前最後の対外試合となる31日のU―23イラク代表戦を招集リミットに設定していることを示唆した。

 大津が昨年11月22日のバーレーン戦、同27日のシリア戦と五輪予選2試合連続ゴールを決めるなど、欧州組の有無でチーム力が大きく変わるのが、関塚ジャパンの現状。日本協会と欧州クラブとの“綱引き”が、五輪予選の結果を左右しかねない。

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2012年1月24日のニュース