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リーガ選手会ストで開幕延期 台風の目はマラガ

[ 2011年8月20日 06:00 ]

 スペインのリーガ・エスパニョーラが新シーズンを迎える。20~22日に予定されていた開幕戦は報酬未払いに関する労使交渉が19日も決裂し、選手会のストライキによる延期が決まったが、4連覇を狙うバルセロナを軸に見どころは豊富。大型補強のマラガが話題を集めているほか、マジョルカ2季目の日本代表MF家長昭博(25)も注目だ。

 今季のスペインで台風の目となりそうなのがマラガだ。カタール王族の富豪オーナーによる買収から2年目。6000万ユーロ(約66億円)を投じてオランダ代表FWファンニステルローイら粒ぞろいの10選手を加え、新加入のスペイン代表MFカソルラは「このプロジェクトにみんなわくわくしている」と力を込めた。

 改革1年目の昨季は11位止まりも、上位進出へクラブの意気込みをうかがわせる大型補強。寄せ集めの印象は残るが、プレシーズンで6勝1敗の好成績を残した。かつてレアルを率いたペジェグリーニ監督は「新しい選手がプランに沿って短期間でまとまってきた」と手応え。バルサと対戦予定だった21日の開幕戦が延期となったことで、昨季王者との注目対決までに十分な準備期間も得られる見通しとなった。MFアポーニョ主将は「うまくやれば(バルサに)勝てる」と強調。過去7季優勝を独占してきたバルサとレアルの2強にどこまで迫れるか注目だ。

 ストライキの可能性は第2節でも残り、その場合は開幕が代表戦を挟んで9月10日までずれ込むことになるが、今季も目が離せない戦いが続く。

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2011年8月20日のニュース