×

なでしこ旋風!!阪口&上尾野辺パレードに5000人

[ 2011年7月25日 06:00 ]

<女子W杯優勝パレード>浦和戦後にパレードを行った新潟・阪口(左)と上尾野辺は信号待ちの間に大勢のサポーターに囲まれる

なでしこリーグ第4節 新潟2-2浦和

(7月24日 新潟陸)
 大歓声とニッポンコールが2人を包み込んだ。なでしこリーグ再開初戦の新潟―浦和戦終了後、新潟市中央区古町通で、なでしこジャパンで新潟所属の阪口夢穂(23)、上尾野辺めぐみ(25)の2人の優勝パレードが行われた。沿道に詰めかけた約5000人のファンは「ありがとう」の声援と盛大な拍手を2人に送り、なでしこジャパンの世界一を称えた。

 チームメートとともに約1キロを練り歩いた2人は「想像していない人数だった」と目を丸くした。ファンの前であいさつした上尾野辺は「W杯初出場で、代表に選ばれたのは新潟での6年があって、皆さんの応援があったからです」と感謝の言葉を口にした。

 試合は4―1―4―1の2列目に入ったMF阪口が先制点に絡むなど、存在感を発揮。「代表では守備することが多かった。攻撃って楽しいなとあらためて思った」と笑顔。上尾野辺も巧みなボールキープで攻撃の流れをつくった。なでしこ戦士を一目見ようと集まった観客は3319人。今季ホーム2試合の平均1434人の倍以上だ。通常なら3社5人ほどの報道陣も25社63人、テレビカメラ15台が押しかけた。

 次戦となる8月6日の首位INAC戦は観客席が芝の東北電力スワンフィールドで行う予定だったが、今回のフィーバーぶりを受け、急きょ4万2300人が収容できる東北電力スタジアムで開催する方向で調整に入った。同日19時からJ1新潟―清水戦があるため、なでしこリーグとJリーグのダブルヘッダーとなるが、「芝は問題ない。あとはチケットや対戦相手のINACの了承など調整するところはあるが」と関係者。強烈な追い風の中、クラブではうれしい悲鳴ばかりが聞かれた。

続きを表示

この記事のフォト

2011年7月25日のニュース