×

なでしこに国民栄誉賞授与へ 枝野官房長官「できるだけ早く」

[ 2011年7月25日 11:28 ]

女子W杯決勝で米国を破り、初優勝したなでしこジャパン

 枝野幸男官房長官は25日午前の記者会見で、サッカーの女子W杯で初優勝した「なでしこジャパン」に対し、国民栄誉賞を授与する意向を表明した。理由について「多くの国民に、さわやかな感動と明るい希望を与えてくれた」と説明した。栄誉賞は19例目で、決まれば団体の受賞は初めて。

 正式決定の時期について、枝野氏は「できるだけ早くと考えている」と強調。授与が「政治利用」ではないかとの指摘に対し「表彰で政権浮揚するなら、そんなに楽なことはない」と否定した。

 なでしこジャパンはW杯決勝で、3大会ぶり3度目の優勝を狙った米国を破り初優勝。国際サッカー連盟(FIFA)主催大会で、男女を通じて史上初めて日本が優勝する快挙を成し遂げた。

 国民栄誉賞は「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与える顕著な業績」を挙げた人物が対象。これまでプロ野球の王貞治選手(当時)や歌手の故美空ひばりさんら計18人が受賞。最近では2009年12月に俳優の故森繁久弥さんに贈られている。

続きを表示

2011年7月25日のニュース