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C大阪 ピンパォン退団何の!後半4発で快勝

[ 2011年7月24日 06:00 ]

<C大阪・清水>後半ロスタイム、ゴールを決めた乾(中央)はガッツポーズ

J1第6節第1日 C大阪4―0清水

(7月23日 長居)
 大敗のうっぷんを晴らす4発完封劇だ。C大阪は23日、長居スタジアムで清水と対戦。韓国代表MFキム・ボギョン(21)が3試合連続ゴールとなる2得点1アシストの活躍を見せると、3-0の後半ロスタイムにはMF乾貴士(22)が今季リーグ8点目でトドメをさし、連敗を2でストップさせた。

 最後は背番号7が締めた。3-0の後半ロスタイム。左サイドのMFキム・ボギョンからゴール前中央でボールを受けると、ドイツ2部のボーフムから正式オファーを受けているMF乾が右足を振り抜いてゴールネットを揺らした。7月2日の柏戦(長居)以来、4試合ぶりとなる今季リーグ8点目は、清水の息の根を止めるチーム4点目。7月13日の磐田戦(金鳥ス)から続いていたチームの連敗もストップし、「立ち上がりは危ないところがあったけど、それ以外はあぶないシーンもなく自分たちのペースでいけた」と手応えをにじませた。

 「(ホドリゴ)ピンパォンやキヨ(清武)がいなかったら勝てへん、とか言われたくなかった。誰が出ても大丈夫、それを証明できたし、これを続けていきたい」

 乾が語るように前節16日の神戸戦(ホームズ)では“らしくない”シーンの連続で1-4の大敗という屈辱を味わった。その後はMFホドリゴ・ピンパォンが退団。加えてMF清武が右足首痛のため欠場。MF丸橋に代わって、今季初めてDF酒本が先発、右ひざ痛で離脱していたMFマルチネスが復帰するなどメンバーが大幅に入れ替わった。それでも層の厚さを見せつけ、前節の4失点を“取り返す”圧勝劇。

 4試合ぶりの完封劇で、今季の長居スタジアムでの公式戦はACLも含めて5戦5勝。2得点1アシストのキム・ボギョンは「良いゲームを続けていけたら必ず上昇する」と笑顔を見せる。レヴィー・クルピ監督も「4つのチャンスを4つのゴールにつなげた。記憶に残る試合になった」と満足げ。勢いの戻ったセレッソが、ここから巻き返しを図る。

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2011年7月24日のニュース