名古屋　鮮やか３発逆転劇！ピクシーはＶ宣言

＜名古屋・広島＞前半、同点ゴールを決めた名古屋・闘莉王

Ｊ１第６節第１日 名古屋３―２広島

（7月23日 瑞穂陸）
　名古屋にしかできない勝ち方だった。前半６分に先制されながら、その９分後にＤＦ闘莉王が攻撃参加し、技あり同点シュートを決める。オウンゴールで勝ち越し後の後半３５分には、ＭＦ藤本のＦＫを増川が頭で決めて突き放した。

　ＤＦ２人のゴール、セットプレーからの２得点、そして劣勢ながらも最後に勝ち点３を奪う。３点目が記念すべきクラブ通算１０００得点目というオマケも付いてきた。これぞグランパスのサッカー。ストイコビッチ監督は「流れは去年とほとんど同じ。ということは、トップに立つということだ」と高らかにＶ宣言をした。

　ただ手放しでは喜べない。「リスキーな戦い方をしてしまった」。先制点の闘将は不安定だった守備を振り返った。クラブタイ記録の１３試合連続負けなしを懸けて、次節のアウェー福岡戦までにきっちり修正する。

　≪Ｊ１通算１０００得点達成！≫後半３５分、名古屋ＤＦ増川のゴールはＪ１チーム通算１０００得点となった。大台到達は鹿島、Ｇ大阪、磐田、横浜に次いで５チーム目。第１号ゴールは９３年５月１９日・浦和戦のＦＷ森山泰行。