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“世界一”のプレー見ようと…老若男女がスタンド埋める

[ 2011年7月24日 18:53 ]

 神戸市のホームズスタジアム神戸には世界一の選手たちをこの目で見ようと、子供からお年寄りまで多くのファンが詰めかけ、スピード感あるプレーに酔いしれた。

 「忍さんの素早さに感動した」。兵庫県加古川市の高校1年北村怜奈さん(15)は大野忍選手(27)の声援に声をからした。抽選で日本代表7人のサイン色紙を手に入れると「絶対宝物にします」と笑顔を見せた。

 「W杯決勝は海堀がいなきゃ勝てなかった」と話すのは京都府舞鶴市の無職田中昭子さん(67)。優勝を決めたファインセーブに「女子の底力を知った」と、ゴールを守る海堀あゆみ選手(24)に熱い視線を送った。

 サッカーチームでプレーする子どもの姿も。滋賀県守山市の会社員嶽伸一さん(45)は小学6年の長男司君(11)と「がんばれ大野選手」の横断幕を掲げて観戦。嶽さんは「基本に忠実なパス回しなど、お手本になるプレーが多い」と満足そうな表情を浮かべた。

 海堀選手がサッカーを始めたスポーツ少年団でゴールキーパーの京都府長岡京市の小学6年竹松颯君(11)は「プレーの積極性、負けても切り替える精神力を参考にしたい」と真剣なまなざし。神戸市北区の小学5年石原未鈴ちゃん(11)は「なでしこに近づけるように、頑張って練習したい」とはしゃいでいた。

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2011年7月24日のニュース