ポルト８季ぶりＶ　指揮官３３歳は史上最年少

欧州リーグを制覇し歓喜に浸るポルトイレブン

欧州リーグ決勝 ポルト１―０フラガ

（5月18日）
　欧州リーグの決勝が１８日に行われ、ポルトがブラガとのポルトガル勢対決を１―０で制し、８季ぶり２度目の優勝を達成した。アンドレ・ビラス・ボアス監督は指揮官としては欧州カップ戦史上最年少となる３３歳２１３日での優勝となった。

　ポルトが圧倒的な力で頂点を極めた。決勝こそ１―０で終わり「スペクタクルな試合にならなくて残念」と漏らしたビラス・ボアス監督だが、準々決勝と準決勝の４試合で１７得点。前身のＵＥＦＡ杯を通じてシーズン最多得点記録１５を更新したＦＷファルカオが前半４４分の決勝点で１７に数字を伸ばし、快挙を飾った。

　「モウリーニョ監督に感謝しないと」と３３歳の指揮官。Ｒマドリードを率いる名将のスタッフとしてチェルシーなどで経験を重ね、今季からポルトを率いる。「監督は独裁者ではない。戦い方は選手の質で決まる」と元東京ＶのＦＷフッキらタレントを束ね、国内リーグで不敗優勝＆全試合得点を達成。ポルトガル杯に３冠の可能性を残す。

　チェルシーなどの監督候補に挙げられるが、続投を明言。ポルトで０３年ＵＥＦＡ杯、０４年欧州ＣＬを連覇して飛躍したモウリーニョ監督に続けるか。来季ＣＬで目が離せない存在となりそうだ。