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青写真描くカズ 日本にとっても力強い強化策

[ 2011年5月20日 10:12 ]

夏らしい服装で、記者の質問に答える三浦知

 J2横浜FCの元日本代表FW三浦知良(44)が、ブラジル・サッカー連盟(CBF)から理事就任のオファーを受けたことが19日、明らかになった。

 関係者によれば、極東担当は3年後のW杯ブラジル大会を世界規模で盛り上げるために新設されたポジション。細かな任務は今後、連盟との話し合いで詰めていくことになるが、カズ自身は「親善試合を開催したり、日本とブラジルを交流させたい」と早くも青写真を描いている。

 W杯やコンフェデ杯を含め日本―ブラジル戦は過去8戦(2分け6敗)。だが親善試合となると99年3月が最後だ。親善試合の実現は両国のサッカーを盛り上げる上でも一番の近道。日本にとってはこれ以上の強化策はない。

 W杯を戦う上でもメリットは大きい。くしくも7月の南米選手権への不参加が決定したばかり。その辞退を巡っては南米連盟やアルゼンチン協会を巻き込む混乱を起こしており、今後の南米との関係にも影響を及ぼしそうな情勢だ。だがカズがCBF理事に就任すれば再び南米は日本にとって身近な大陸となる。W杯キャンプ地の選定、現地の生情報からW杯期間中の待遇面など、さまざまな恩恵も期待できる。

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2011年5月20日のニュース