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好調岡崎ハットトリック!DFの裏狙い特長発揮

[ 2011年1月17日 23:22 ]

<日本―サウジアラビア>前半、ダイビングヘッドで2点目のゴールを決める岡崎。左奥は前田
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アジア杯1次リーグB組 日本-サウジアラビア


ドーハのアルラヤン競技場)
 有言実行の活躍だった。「今調子がいいので、DFの裏を狙ってゴールを目指したい」。力強く話していた24歳の岡崎が代表で自身3度目のハットトリックを達成し、日本を8強へ導いた。

 前半8分、遠藤の縦パスに抜け出すと、飛び込んでくるGKを、ふわりとボールを浮かせてかわして無人のゴールに先制点。13分には香川の左サイドからのクロスに走り込み、代名詞のダイビングヘッドでたたき込んだ。いずれもタイミングよく動きだし、パスの出し手との絶妙な呼吸が生んだゴールだった。締めくくりは後半35分、左足で3点目を蹴り込んだ。

 初戦のヨルダン戦、第2戦のシリア戦は途中出場で停滞気味だった攻撃を活性化させた。「足元で受ける選手が多い中で自分みたいにDFの裏に抜ける選手がいてもいい」。本田圭、松井の故障で回ってきた先発のピッチで、その特長をいかんなく発揮。所属する清水が元日の天皇杯決勝まで進み「コンディションを維持できている」と好調の要因を語る。

 岡崎の活躍に触発されるように、不振だった前田も2得点。既に1次リーグ敗退が決まり、精彩を欠くサウジアラビアをたたいた。準々決勝のカタール戦に弾みをつける勝利に「チームは一体感が出てきている」と笑顔になった。(共同)

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2011年1月17日のニュース