岡崎　待望の先発へ「調子も良いしチャンス」

＜アジア杯日本代表練習＞軽快な動きを見せる岡崎

アジア杯 １次リーグＢ組　日本―サウジアラビア

（1月17日 カタール・ドーハ）
　日本代表ＦＷ岡崎がサウジアラビア戦で今大会初の先発出場となることが濃厚となった。右太腿肉離れで離脱したＭＦ松井に代わり、非公開で行われた１６日の公式練習ではセットプレー確認で主力組に入ってプレー。９日のヨルダン戦、１３日のシリア戦は途中出場で流れを変えたが「先発へのこだわりはある。準備はできている。今は調子も良いし、チャンスなんで頑張りたい」と意気込んだ。

　ザッケローニ監督の初采配となった昨年１０月８日のアルゼンチン戦で決勝弾を記録。先発確保に前進したかに思われたが、指揮官から裏に抜け出すスピードと勝負強さを買われ“ジョーカー”としての役割を与えられてきた。０８年北京五輪では遠藤、大久保のオーバーエージが招集できなかったことを受け最後の枠で登録メンバーに滑り込み、その幸運をきっかけにＡ代表に上り詰めた。今回も巡ってきたチャンスを逃すつもりはない。

　０９年には国際Ａマッチ１５得点で国際サッカー歴史統計連盟の発表する世界得点王にも輝いた。得点した試合は１２戦無敗で、対アジア勢に１９戦７発と強さを誇る。「足元でボールを受ける選手が多い日本に、自分はいないタイプ。先発でも途中出場でも裏を突くプレーをすることに変わりはない」。１次リーグ突破に向けて、立ち上がりから飛ばしていく。