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W杯へ不安だらけ…日本“セルビア2軍”に3失点惨敗

[ 2010年4月7日 19:09 ]

セルビアに完敗し、ぼうぜんとする日本イレブン

 国際親善試合、キリン・チャレンジカップが7日、大阪・長居陸上競技場で行われ、FIFAランキング45位の日本は同15位のセルビアに0―3で惨敗。6月開幕のW杯南アフリカ大会に出場するチーム同士の一戦で得点力不足を露呈しただけでなく、守備も崩壊し、“世界4強”を目指す本番に不安を残した。

 この日は国際Aマッチデーでないため、両チームとも海外組を欠き、国内組同士の激突。日本にとっては5月中旬のW杯メンバー発表前最後の試合となった。2年ぶりに代表に招集されたDF栗原は横浜のチームメート、中沢とともにセンターバックで先発。そのマリノスコンビが序盤から失点した。前半15分、2人の間に縦パスを通されてFWムルジャの先制ゴールを許すと、同23分には右サイドを崩されてゴール前の混戦からムルジャにこぼれ球を押し込まれ、再び失点。日本は前半に早くも2点のビハインドを負った。日本は攻撃でも決定的なチャンスをつくれず、MF中村、遠藤のセットプレーも不発。前半は0―2で終了した。

 反撃を狙う岡田監督は後半開始から石川、FW玉田を投入。石川は期待に応え、後半12分にはディフェンスラインの裏に抜け出して強烈なシュートを放ったがセルビアGKに阻まれた。しかし同15分に日本はセットプレーから失点してしまう。トミッチに右足で直接FKを決められ、ダメ押しの3点目。その後はMF山瀬、長身FW矢野を投入したが、攻撃がかみあわないまま試合終了のホイッスルを聞いた。

 日本は5月中旬にW杯メンバーを発表。24日に韓国と壮行試合(埼玉)を行い、26日に直前合宿地のスイスに出発。6月6日に南アフリカへ移動し、14日のW杯1次リーグ第1戦のカメルーン戦に備える。

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2010年4月7日のニュース