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遠藤アジアMVP!昨年の本命1年後に受賞

[ 2009年11月25日 06:00 ]

ハマムAFC会長(左)からトロフィーを受ける遠藤保仁

 アジアサッカー連盟(AFC)の年間表彰式が24日、マレーシア・クアラルンプールで行われ、G大阪のMF遠藤保仁(29)が年間最優秀選手(MVP)に選ばれた。日本選手の受賞は02年の小野伸二(当時フェイエノールト)以来7年ぶり。93年に三浦知良(当時V川崎)が受賞しているが、現行の表彰制度となった94年以降では4人目、通算5度目の偉業。遠藤は英語でスピーチする他部門の受賞者をよそに、日本語で「今年もらえなかったら泣いて日本に帰ろうと思っていました」と喜びを語った。

 遠藤はG大阪がACLで優勝した昨年もエントリーされ、大本命に推されていた。英語のスピーチを暗記して表彰式に臨んだが、受賞したのはウズベキスタンのMFジェパロフ。その苦い思いがあったため「今年はないでしょう」と話して現地入りしたが、1年後にまさかの受賞となった。

 MVP選考ではACLよりもW杯予選やアジア杯予選が重視される。今年、G大阪ではACL16強止まりだったが、日本代表でフル回転した実績が受賞の決め手になった。来年はW杯南アフリカ大会が控えている。遠藤は「(W杯)ベスト4という目標が難しいことは分かっていますが、難しいチャレンジをしていきたい」と、早くも次の目標を見据えた。

 他部門では、女子最優秀協会、男女の最優秀フェアプレー協会に日本協会が選ばれ、女子最優秀ナショナルチームはU―19日本代表、女子最優秀ユース選手は岩渕真奈(日テレ)が受賞した。

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2009年11月25日のニュース