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アジアに敵なし…中沢&闘莉王5戦連続零封

[ 2009年11月19日 06:00 ]

<香港・日本>日本の5戦連続完封に貢献した田中マルクス闘莉王(右から2人目)と中沢佑二(右)

 【日本4―0香港】闘莉王と中沢の鉄壁センターバックコンビが香港相手に格の違いを見せつけた。開始直後こそ相手の速いプレッシャーで押し込まれる場面もあったが、冷静に対処。相手のシュートをわずか2本に抑え、2人のコンビでは4戦連続、岡田ジャパンとしても5戦連続の完封で09年を締めた。

 今年は17試合で12失点。「岡田ジャパンに堅守ありき」をあらためて示す数字となったが、中でも収穫が大きかったのは9月のオランダ遠征で強豪オランダとガーナにともに3失点ずつを喫したこと。中沢は「相手との距離感をより考えるようになった」と新たな課題を見いだした。

 アジアレベルではもはや敵なしのセンターバック2人も、アジアの枠を超えれば1対1、カバリング、判断力の面でいずれもさらなるレベルアップが求められる。W杯本大会を迎えるまでの残された時間で、世界との差をどれだけ縮められるかが岡田ジャパンの命運を握りそうだ。

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2009年11月19日のニュース