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森本 右ひざ側副じん帯損傷で全治2週間

[ 2009年3月3日 06:00 ]

前半終了までプレーしたものの、右ひざを痛め、ピッチを去る森本貴幸

 カターニアのFW森本貴幸(20)が大活躍と引き換えに、痛い代償を負った。1日のアウェー・パレルモ戦の前半16分、MFブレシアーノの悪質なスライディングを受けて右ひざを負傷。痛みをこらえてプレーを続け、1得点2アシストと奮闘したが、前半終了後に交代を余儀なくされた。

 ゼンガ監督は交代が遅れたことについて「森本は痛みを感じてもそれを周囲に出さない。彼は電車にひかれても立ち上がろうとするタイプ。今回の場合も、彼は実際にケガを負っていた」と険しい表情で説明した。
 前半だけで3得点に絡む活躍には、ガゼッタ・デロ・スポルト紙が「このままいけば、中田すらかすませることになる」と“ヒデ超え”まで予見。ラ・シチリア紙は「鉄腕アトム、いや鉄腕モリモトとも言うべき爆発ぶり」と評価した。
 高まる地元の期待に加え、日本代表の岡田監督も今後の招集を示唆していた矢先の負傷。森本は試合翌日の2日に病院で検査を受けた結果「右ひざ側副じん帯損傷で全治2週間」と診断された。今後は15日のアウェー・ウディネーゼ戦での復帰を目指し、リハビリに専念することになる。(パレルモ・神尾光臣通信員)

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2009年3月3日のニュース