×

大久保に試練「結構、予想を裏切られるからね」

[ 2009年3月3日 07:18 ]

 ドイツ1部リーグ、ウォルフスブルクの大久保嘉人は1日のリーグ戦、ハンブルガーSV戦でベンチから外れた。1月に日本からドイツに渡って以降、公式戦8試合目で初めて味わう試練だった。26歳のストライカーは「こういうときもある」と悔しさをのみ込むように言った。

 敵地での一戦の遠征メンバー19人から唯一ベンチ外となったのが大久保だった。マガト監督は直前まで先発を明かさないやり方で、常に選手に緊張と競争を求める。大久保は「結構、予想を裏切られるからね。このチームは本当に分からない」とこぼす。
 チームは前節まで首位のハンブルガーSVを相手にブラジル出身のFWグラフィチが2得点し、3―1の勝利。大久保はライバルの活躍を、ただ眺めるしかなかった。
 まだ、新天地での初ゴールは生まれていない。欧州の厳しさは、大久保自身も2006年6月まで1年半プレーしたマジョルカ(スペイン)時代に経験済みだ。4日はドイツ・カップ準々決勝のブレーメン戦が控えており、落ち込んでいる暇などない。「またすぐ試合だから、出たいね。みんなにチャンスがある。次、頑張ります」と前を向いた。
(共同)

続きを表示

2009年3月3日のニュース