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現地で初練習 予想より涼しいと岡田監督

[ 2008年6月5日 10:23 ]

オマーン戦に向け、ミニゲームで調整する中村俊輔(右端)ら

 サッカーの日本代表は4日、ワールドカップ(W杯)アジア3次予選、アウェーのオマーン戦が行われるマスカット入りし、試合時間に合わせて市内の競技場で初練習を実施した。

 懸念された暑さは時間とともに和らぎ、試合開始時間の午後5時過ぎには気温34度。この日は風が吹き、練習会場が日陰に入ったこともあって、岡田監督は「予想より涼しかった」と印象を述べた。ボールを使いながら長い距離を走る練習を繰り返し、現地の気候に体を慣れさせた。
 多くの選手は蒸し暑さの中で行われた昨夏のアジア・カップ(東南アジア4カ国共催)を経験しており、司令塔の中村俊(セルティック)も「アジア杯に比べれば、かなりまし」と言い切った。さらに、暑さの中での試合に「こういう時こそどれだけチームが意思統一して連動するか」と、効率的なサッカーに自信をのぞかせた。試合は7日午後5時15分(日本時間同10時15分)キックオフとなる。

 ≪闘莉王ら4人は別メニュー≫マスカットでの初練習は4人が別メニューで調整した。右太もも裏に違和感がある闘莉王(浦和)はランニングなどをこなし「大丈夫。ここまで来たらやるしかない」と、次戦の出場をあきらめていない様子だ。長友(FC東京)は「体重を乗せると痛む」という右足首の回復が間に合うか。遠藤(G大阪)は左太もも裏の張り、長谷部(ウォルフスブルク)は足裏の切り傷で大事を取って全体練習に不参加。故障者が多いが、岡田監督は「みんなそれほど重傷じゃない」と不安を打ち消した。

 ≪追加招集の高木はつらつ≫離脱した阿部(浦和)に代わって追加招集された高木(清水)は精力的に汗を流し「海外だし、初めての国でやるのは楽しい」と、はつらつとした笑顔を見せた。4月も急きょ追加招集され、初めての候補合宿に参加。2度目の今回は心にもゆとりができたという。中東独特の高温にも「暑いのは得意。走り負けたら、清水で何を言われるか分からない」と、清水からただ一人メンバー入りしたDFは頼もしかった。(共同)

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2008年6月5日のニュース