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藤枝東は地元調整 流経柏は合宿

[ 2008年1月11日 15:41 ]

 サッカーの全国高校選手権で14日の決勝(東京・国立競技場)に進んだ2チームが対照的な調整を続けている。5度目の優勝を目指す藤枝東(静岡)は6日の準決勝の後で地元に戻り、いつも通りの練習ぶり。初優勝を狙う流通経大柏(千葉)は茨城県内で短期合宿を張って集中力を高めている。

 藤枝東は2日間休養し、9日から練習を再開した。授業の後に藤枝市内のグラウンドで約1時間半。4―4―2のシステムを敷く流通経大柏を想定した紅白戦やPK練習も行っている。積極的に声を出し合う活気に満ちた内容で、37大会ぶりの頂点へ向けて過度な緊張感はない。服部監督は「相手がどうというより、自分たちのサッカーができるかどうか」と、得意のパスサッカーを貫く意欲を見せる。
 流通経大柏は天然芝のピッチを求め、8日から茨城県内で合宿に入った。同校は人工芝の専用練習場を持つが、本田監督は「天然芝に足を慣らしたい」。できるだけ本番に近い状態で練習をさせるのが目的だ。
 国立競技場は12日にラグビーの全国大学選手権で使われる。高校サッカーの決勝当日はピッチが荒れていることも予想されるため「凹凸のある芝でも練習させたい」と本田監督。初の全国制覇へ、さまざまな手を尽くしている。

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2008年1月11日のニュース